ソロモン滞在記の最近のブログ記事

【8月13日のレポートです!】

こんにちは!
ソロモンで確実に胃袋が大きくなっている事務局斉藤です。
大きなお芋もぺロリと食べられるようになりました。。。


さて、これまでソロモンの様子をお伝えしてきましたが、
本日は、私たちがここソロモンでどんな活動をしているのか、
少しご紹介をしたいと思います。

首都のあるガダルカナル島に一番近いマライタ島は、
ソロモンの中でも人口密度が高く、多くの民族が暮らしています。
ここマライタ島のフィユ村という地域で、私たちは「パーマカルチャーセンター(PCC)」
という循環型農業の専門学校を運営しています。


パーマカルチャーセンター入口(PCC)



ソロモンでは元々焼畑農業が行われていましたが、近年の人口増加の影響もあり、
伝統的な方法では食糧生産が追い付かない状況になってきています。
また、最近では現金収入がある時は町へ買い出しに行くのですが、
その多くがオーストラリアや中国といった諸外国からの輸入品に依存しています。

しかし、前回の「食」のコーナーでもご紹介した通り、お米が突然ストップして
しまうという事態も起こっており、大変不安定な状態です。

輸入米の配送中



このように、商業ベースの産業がソロモン国内で発達する前に、
外から日用品や食糧がどんどん押し寄せてきているのがこの国の現状です。
国の将来を考えると、まずは今の自給自足の生活をベースにしつつ、
自分たちの食べ物をより安定的に生産できるようになることが
最優先という考えから、PCCは始まりました。


循環型農業といっても、ソロモンでは自給用がメインということもあり、
また農薬などは高くて買うことも出来ないので、元々化学肥料を使った
農法は行われていません。
PCCでは、従来型の農法にプラスαの新しい方法や、
周辺資源を活用したより効果的なアイデアを提供するのがひとつの役割です。

田んぼの草刈り@PCC

↑ブッシュナイフで草刈り

養蜂場@PCC

↑学校内にある養蜂場

食品加工の授業中@PCC

↑食品加工の授業


また、ここで特に力を入れているのが、「稲作」です。
これまでご紹介した通り、ソロモンではサツマイモやキャッサバといった
芋類を中心に栽培していますが、近年はお米の需要が大変増えつつあります。
しかし、現在はそのすべてを輸入に頼っているのが事実です。

そこでPCCでは、ソロモンの気候にも適した種類のお米の栽培に挑戦しています。
陸稲(おかぼ)といって、灌漑施設を利用しない方法で、
2ヶ月から3ヶ月ほどで収穫出来るため、上手くいけば年間3回ほど収穫が可能です。

お米の収穫と脱穀作業@PCC

↑稲の収穫と脱穀作業

インストラクターが稲の収穫中@PCC

↑稲の収穫

収穫したお米を自然乾燥中@PCC

↑天日で乾燥させる。今回は約100kg収穫!


まだまだ収量を出すには悪戦苦闘しているのが現状ですが、
現地のインストラクターと生徒がともに栽培を行っています。

いつかはPCCの卒業生が地域のリーダーとなり、お米を自給し、
さらにそこから少しでも現金収入を得られるようになることが大きな目標です!


また、州都アウキでは、PCCで栽培したお米に付加価値を付けるため、
「Solomon Organic Center(SOC)」というレストランを運営しています。
ここでは、PCCの卒業生がスタッフとなり、食品加工やお店の運営を担っています。

ソロモンの村の生活では、「つくる」ことと「食べる」ことが今も密接に
つながっているのですが、街でのマーケットの成長や、外からのさまざまな
影響も勢いよく迫っている近年、付加価値の付け方や、サービスといった
消費側に近い立場の感覚を養う場として、SOCは一翼を担えればと思っています。


◇◇◇


今日は、ここソロモンで私たちがどんな活動をしているのか、
少しだけ紹介させていただきました!
これまで「ひとつぼ雑穀プロジェクト」の中でも、ちらっとソロモンの話に
触れたことがありましたが、今このような形で、日本の農や食についても
考えたいと思うのは、ここソロモンで感じたことや気付きがきっかけになっています。

次回はそんなソロモンと日本のつながりについて書きたいと思います。
特に食や農に関しては、日本もソロモンも課題はたくさんありますが、
一方で多くの可能性もあるなーと、今回さらに実感しました。
そんなことについて、次回は勝手ながら綴りたいと思います!

ちなみに、次回がソロモン滞在記最終号です!
良かったら読んでくださいね~。

【8月9日のレポートです!】

こんにちは!
日本は猛暑日が続いているようですが、ソロモンは日中は暑いものの、
朝晩は涼しく、過ごしやすいです。

さて、これまでお伝えしているソロモンシリーズですが、
今回はソロモンの「食」についてご紹介をしたいと思います。

前回も少し触れましたが、ソロモンでは首都以外の村の生活は自給自足が中心です。
それぞれの畑でサツマイモやキャッサバといった芋類や、
スリッパリーキャベツと呼ばれるモロヘイヤのような葉物を栽培しています。
自家用のものが中心ですが、町のマーケットで売るために栽培をしている家もあります。

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↑Fiu村の"ガーデン"でサツマイモの収穫


ソロモンでは日本のようなスーパーマーケットはなく、 町のマーケットに
人々が収穫物を持ちよります。 日曜以外は毎日早朝からオープンし、
特に金曜と土曜は大変賑わいます。
また、マーケットではとれたての魚も売っています!

首都ホニアラのセントラルマーケット

セントラルマーケットの野菜コーナー

セントラルマーケットの魚コーナー


さて、そんなソロモンの家庭ではどんな食事が出るかというと...
朝食は、畑で採れたお芋または近所で焼いているパンを買ってきて、
簡単に済ませます。
村ではお昼は食べないことが多いのですが、夜はスリッパリーキャベツを
ココナッツミルクで煮込み(「スプスプ」という料理)、お芋と一緒に食べます。

村の中でも現金収入を得ている家庭では、朝ごはんは紅茶にビスケットやパンを。

ソロモン産ビスケット

↑ソロモン産ビスケット

夜は茹でたお芋と、スプスプをご飯に乗せて食べたりします。
煮魚と一緒に食べることもあります。

ソロモン産ツナ缶

↑ソロモンのツナ缶。ご飯にかけたり、スプスプに混ぜたりします

芋は鍋で簡単に茹でることが多いですが、写真のように「モトゥ」といって
バナナの葉で芋を包み、熱した石で調理する伝統料理もあります。

モトゥ

↑芋の中をくりぬき、ココナッツミルクを注ぎます

モトゥ

↑バナナの皮で包み、準備完了!このあと、熱した石で蒸し焼きにします。

また、村では家族の誕生日など特別な日には、家畜の豚や鶏をさばきます。
小さな子供たちもみんな包丁やナイフを持って、解体を手伝います。
少し危なっかしく心配になってしまうのですが、やはり頼もしいのが
ここソロモンの子どもたち!
豚は1頭でも解体までにかなり時間がかかるので、近所の人もみんなで手伝いをします。

豚の丸焼き準備中

↑ヤシの葉の中に、殺したばかりの豚が棒に吊るされています。

豚の丸焼き中

↑一気に火をつけて、外側の毛を燃やします。このあと、海で洗い解体をします。

飲み水は、コミュニティに一箇所だけある飲み水専用の井戸、
または雨水タンクのある家ではそこから汲み置きをしておきます。
もちろん村にはジュースなどはないので、代わりにココナッツの木に登り、
実を落として中の水を飲みます!

ちなみに、現金収入がある家ではお米を食べると書きましたが、
ソロモンで最近変化が起きているのは、この「お米の需要」です。
自給自足の家庭でも、今はお米を好む傾向が増えていて、
ソロモン全体で主食になりつつあるのだそうです。

先日は、たまたま輸送中のトラブルでお米の供給がストップしてしまったのですが、
お米を求める声の大きさに、そのニーズの高さを実感しました。
(「お米はいつ届くんだ?」という会話がいつも町中で聞かれました)
実際、ようやくお米が届いた時には、お店に人々が殺到して、
早々に店仕舞いをする商店もあったほどでした。

しかし、このお米はオーストラリアや中国などからの輸入に
頼っているのが現状で、各家庭や国の大きな支出となっています。
ソロモンでは人口も急激に増加しており、今後の食糧の安定的な確保が大きな課題です。

◇◇◇

日本とは違うソロモンの食文化、いかがでしたでしょうか?
ソロモンで生活をしていると、森や海からの恵みを直に頂いている
ということを強く感じます。
「食べる」ということが、どれほど大事で、またどれほど大変か、
ここソロモンでは実感することが出来ます。

次回は、私たちAPSDがソロモンでどんな活動をしているのか、
少しご紹介をしたいと思います。
今回触れたお米の話とも繋がってきますので、ぜひご覧くださいね!

【8月3日のレポートです!】

こんにちは、ソロモンは最近雨続きでしたが、ここ数日は晴れが続いています!
洗濯日和ではありますが、農業をするには大変暑いです><

さて、本日は私たちが活動拠点を置く「マライタ島フィウ村」についてご紹介します。


マライタ島は、首都ホニアラがあるガダルカナル島からセスナ機で約30分。(船なら約3時間)
草むらの中に1本だけある滑走路に着陸します!

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マライタ島の州都は「アウキ」といって、空港からは車で約20分ほど。
ヤシの木が生い茂る森の中を走るような感じです。
アウキには銀行や商店が集まっていますが、徒歩で回れるくらいの小さな街です。


APSDでは、ここマライタ島にあるFiu(フィウ)村で、循環型農業の訓練校
(パーマカルチャーセンター)を現地NGOとともに運営しています。

Fiu村の家々はヤシの葉で出来た高床の家屋で、全体で約800人が暮らしています。

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↑キッチン/薪で煙が立つので家とは別にキッチンを作っています。


ソロモンでは子どもを7~8人くらい産むことが多く、みんな大家族!
Fiu村でも親戚同士が隣近所に住んでいて、村人同士はみんな顔見知りです。
養う人数が多いことで、暮らしが大変なことは事実なのですが、
その分、みんなが助け合って生活しているのがすごくよく見えてきます。

小さな子どもがとにかく多く、日本では世話も大変だろうなーと思うのですが、
ソロモンでは、兄弟姉妹はもちろん、親戚や近所の人、周りの子どもたちがみんなで
世話をしてくれるので、お母さんも自由にしている感じです。
まだ幼稚園くらいの小さな子が、自分より小さな赤ちゃんを抱っこしている姿は
とっても可愛らしく、また頼もしさを感じます。
テレビゲームなどもないので、身の回りのものを上手く使って遊び道具を作り、
毎日裸足で駆け回っています!

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Fiu村の朝は早く、夜明けとともにニワトリの声で目覚めます。
私は今、村の家族のお家に住まわせてもらっているのですが、
長女のグウェン(23歳)は、朝起きてすぐに庭の井戸水を汲んで洗濯や食器洗いをします。
村には水道はないので、炊事洗濯には井戸水を活用します。
毎日の水浴びにも井戸水を使います。

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↑週末は近くの川へ行くことも!


子どもたちが仕事や学校に行っている間は、お母さんは畑作業。
サツマイモやキャッサバという芋、スリッパリーキャベツという葉物などを主に作っています。
時には家からかなり遠いところの畑まで行くこともあります。
私も一度お手伝いで一緒に畑へ行ったら、帰りは芋の重さと暑さでダウンしそうになりました...。

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↑サツマイモの収穫

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↑収穫したサツマイモを持って帰る途中

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↑他にも各家族は豚と鶏を飼っていて、特別な時にそれらの肉を食べます


ここでの生活で、私がいいなーと思ったことの一つは、満月の夜。
村の明かりは懐中電灯や小さなランプだけなので、満月の夜の月明かりは
地面に影が出来るほど明るいんです!
そんな夜は、みんな外に出て村中を歩きまわり、会話を楽しみます。
手作りのウクレレでのんびり歌う人の姿もあります♪

そんなのんびりな生活ですが、「暮らす」ということや「生きる」ということの
基本的なことをすごくよく考えさせられます。
最近はFiu村の人々も必要なものは街で買うことが多いですが、それでもやはり
衣・食・住を身の回りのもので養う力に、毎日感動すら覚えています。

◇◇◇

次回は、そんなソロモンの人々の「食」をご紹介します。
実は今日、私は初めてニワトリをさばきました!
そんなお話もちょっとお伝えしたいと思っていますので、どうぞお楽しみに♪

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◇◇wiritten by まゆっこ(斉藤麻友)◇◇
   ◆ 国内事業スタッフ
   ◆現在、南太平洋ソロモン諸島で
     APSDの海外事業視察中。
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【7月30日のレポートです!】

こんにちは、事務局のマユッコこと斉藤です!
日本の夏はいかがでしょうか。
私は先月より日本を離れ、私たちの活動の原点である南太平洋ソロモン諸島へ来ています。
ガダルカナル島というと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。(オーストラリアの右上くらいです!)

ソロモン諸島は名前の通り、大小合わせて約1000の島からなる島国です。
美しい海に囲まれ、また陸地には熱帯雨林からなる山々も広がります。

今回はパプアニューギニアから小型の飛行機でソロモンに到着しました。
木造の小さな空港に歩いて入ると、さっそく出迎えてくれたのは日本とソロモンの友好を示す鐘のオブジェ!
一国の空港の入口に、世界を代表して日本が登場したことにびっくりしました・・・。
ソロモンは現在は乾季にあたります。(とはいえここ数日は雨続きですが...)
南半球は一応冬にあたるため、朝晩は少し涼しくなりますが、日中の日差しはすごく強いです!
ソロモンの首都は「ホニアラ」という街で、ガダルカナル島にあります。
首都といっても、東京のような高層ビルはなく、海沿いのメイン道路に沿って2~3階建ての建物が並びます。
ここ数年で車の数もぐんと増えたそうですが、道路に信号や横断歩道がないため、渡るのに一苦労の時もあります。

DSCN0358



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先日は知人のソロモン人と一緒に街中を歩いていたのですが、ソロモンではあちこちで「ワントーク」と呼ばれる同郷の人とよく会います。
小さな国ですが、多様な部族が共存していて、同じ出身部族の人々同士のつながりが非常に強いそうです。
ちなみに、部族ごとに言葉が異なり、人々の多くはみんな出身部族の言葉、共通語のピジン、公用語の英語の3つを使いこなしています!

と...こんな感じで、今回はせっかくソロモン諸島に来ているので、これから数回に分けてこの国のことや人々の暮らし、また日本とのつながりについてもご紹介していきたいと思っています!

次回は、私たちの活動地である「マライタ島の生活」についてです。

どうぞお楽しみに♪

DSCN0442



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◇◇wiritten by まゆっこ(斉藤麻友)◇◇
   ◆ 国内事業スタッフ
   ◆現在、南太平洋ソロモン諸島で
     APSDの海外事業視察中。
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